商品カテゴリ: ふぐヒレ

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ひれ酒(ふぐひれ)

ふぐの濃厚な風味の効いた日本酒をどうぞ

ふぐのヒレからでる出汁が日本酒にたっぷり溶け出し、芳醇な旨味が味わえます。是非ふぐ料理と一緒にお試しください。(当社の商品には日本酒は含まれません。)普段の家庭料理に一品、贅沢さを醸し出すヒレ酒というのもよろしいのではないでしょうか?また、これまではヒレ酒といえば熱燗でしたが、最近は「冷ヒレ酒(ヒレを冷酒に入れて1~2日置くだけ)」というのも出てきております。


ふぐヒレ酒の誕生秘話

ふぐヒレ酒が誕生した理由には歴史的背景が大きく関係しています。

戦中戦後の物資が乏しい時代、国民の主食である米を原料とした日本酒は、生産量を減らさざるを得なかったため、各地で密造酒が作られ、健康被害も多く発生しました。こんな中、1949年の酒税法改正で、「三倍増醸清酒(三増酒)」が正式に出回るようになります。(2006年の酒税法改正で廃止)三増酒とは、米で作った日本酒を食用アルコールで水増しし、このままでは辛くて飲みづらいので、糖類・グルタミン酸ナトリウム等を混ぜて人工的に甘味や旨味を調整したものです。かつては現在のようなおいしい酒が出回ってはいませんでした。そんな中、漁師たちの偶然で生まれたとされるヒレ酒。漁に出て体を温めるため熱燗を飲む際に食べ残した焼き魚のヒレを入れてかき混ぜたところ驚きの旨い酒に変わったと言います。

そんなヒレ酒の中でも特に人気を集めたのがふぐヒレ。ふぐヒレには旨味成分が他の魚より多く含まれており、よりお酒に深みが出ます。ふぐヒレ酒用に開発された日本酒があるほどで、ふぐヒレ酒に挑戦したことがないという方は是非この機会にお試し下さい。

ふぐヒレ酒の美味しい召し上がり方を紹介

ふぐヒレ酒を存分に楽しむには適切な手順を踏むことが要です。

まず、熱燗の温度に気を付けてください。通常の熱燗が50℃前後ですが、ヒレ酒の場合は80℃くらいのアツアツにするのがポイントです。

こうすることにより、ふぐヒレの生臭さが抜け、旨味成分であるイノシン酸が出やすくなります。

酒器はあらかじめ熱湯を注いで温めておき、熱燗を注ぐ前にお湯を捨てるとさらに良いです。熱燗を注いだ後、酒器にフタをして、酒がほんのり琥珀色になるまで待ちます。これで完成ですが、フタを取って、ヒレ酒の表面に火をつけることで、余分なアルコール分を飛ばし、マイルドに仕上げることもできます。このアルコール分の飛ばし方で評価をされる方もいらっしゃいますが、アルコールを飛ばさなくても大丈夫です。ふぐヒレを入れたままだと雑味が出てきますので、早めに取り出していただくとよいですが、時間とともに濃くなる味わいを楽しまれる方もいらっしゃるようです。適切な手順を踏み、ふぐヒレ酒を存分にお楽しみ下さい。

当社の販売するふぐヒレについて

当店では国産養殖のとらふぐヒレを天日干しにして焼き上げております。お好みによって、熱燗に入れる直前に軽く炙るのもよろしいかと思いますが、そのままご使用できるように作っております。現在の国内養殖は非常に技術が進んでおり、栄養価では天然ふぐと遜色なく、もちろんこの「とらふくひれ(ふぐのことを下関ではふくと呼ぶことがあります)」も同様です。1尾のフグから、胸ビレが2枚、尾ビレ、背ビレ、尻ビレ各1枚で、5枚のヒレがとれます。扇のような尾びれを使用するイメージが一般的ですが、実際はすべてのヒレを使用します。色もヒレによって黒い物、白い物があります。特別な味付けはしていません。あくまでもとらふぐ身欠き(磨き)前に切り落とした副産物で、天日干しと焼き上げのみです。ちなみに、下関では俗に言う【ふぐ屋】がネットやザル籠などにヒレを並べて天日干しにしている風景をよく見かけます。

  • 焼きとらふくひれ(ひれ酒用)〈ラッピング対象外〉
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